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森繁久彌



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森繁久彌

満州里小唄

作詞:島田義文
作曲:陸奥明

「シベリヤと満州との国境、満州里は、
今日も吹雪に暮れてゆく。
人々はその風の中に、
どんなにか春をまつのだ。
丈余の氷の解ける音に、
雪を割って咲くアゴニカの
紅い花に、春のしらせをきき、
ウォツカの杯をかさねれば、
暁の窓を打つものは、
又してもヒョウヒョウと舞い狂う
朔北の粉雪である。」

積もる吹雪に 暮れゆく街よ
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渡鳥なら つたえておくれ
風のまにまに シベリアがらす
ここは雪国 満州里

暮れりゃ夜風が そぞろに寒い
さあさ燃やそよ ペチカを燃やそ
燃えるペチカに 心もとけて
唄えボルガの舟唄を

凍る大地も 春にはとけて
咲くよアゴ二カ 真赤に咲いて
明日ののぞみを 語ればいつか
雪はまたふる 夜はしらむ