ジョン・メイオール・ブルース・ブレイカーズのアルバム『Bare Wires』にレコーディング・メンバーとして参加していたジョン・ハイズマン、トニー・リーヴス、ディック・ヘクストール=スミスの3人と、オルガン奏者のデイヴ・グリーンスレイド、ボーカリスト兼ギタリストのジェイムス・リザーランド、ギタリストのジム・ロシュによって結成された。しかし、ロシュは短期間で脱退し、最終的にはリザーランドが単独でギターを担当する。1969年に第1作アルバム『Those About to Die Salute You』をフォンタナ・レコードから発表し、全英アルバムチャートで15位を記録。
同年、ヴァーティゴへ移籍して2作目『Valentyne Suite (ヴァレンタイン組曲)』を発表して、再び全英15位を記録した。ジュリアス・シーザー最後の3ヵ月をテーマにしたタイトル曲は高い評価を得ている。一方、アメリカのダンヒル・レコードから1970年に発売された『The Grass Is Greener』は8曲のうち4曲が『Valentyne Suite』と重なっているが、ギター・パートはジェイムス・リザーランドに代わって加入したクレム・クレムソンがオーバー・ダビングしており、残りの4曲はクレムソンを含むラインナップで録音された。なお、『The Grass Is Greener』は、2004年に『Valentyne Suite』のデラックス・エディション盤ボーナス・ディスクとして再発されている。
その後、メンバーを交代させてマーク・クラーク、クリス・ファーロウらが参加して、1970年にスタジオ・アルバム『Daughter of Time』を発表し、全英23位を記録。1971年には2枚組のライヴ・アルバム『Colosseum Live』が全英17位に達し、それを最後に解散した。