- アルバムリスト
- 歌手の紹介
アーマード・セイント (Armored Saint) は、アメリカ合衆国出身のヘヴィメタル・バンド。
デビュー当初は活動拠点がグラム・メタル(LAメタル)の本場でありながら、正統派のHR/HMサウンドを主体としていた。一度解散するものの、2000年代に活動を再開。
背景・略歴
ロサンゼルスを拠点に、デイヴ・プリチャード(G)とサンドバル兄弟(G・Ds)でバンド活動を開始。1982年に、ジョン・ブッシュ(Vo)とジョーイ・ヴェラ(B)が合流した5人のラインナップで結成。
メジャーデビュー〜解散 インディレーベル「メタル・ブレイド」からリリースしたEPが評価されて、メジャーレーベル「クリサリス」と契約し、1984年にアルバム『March of the Saint』でメジャーデビューした。
LAメタルを含む1980年代のHR/HMムーブメントに乗り、コンスタントにリリースを重ねていたが、1990年にバンドの中軸であるプリチャードを白血病で亡くしてしまう。追悼の意味も込めたニューアルバムのセールスも芳しくなく、1992年には追い打ちをかけるように、ブッシュがスラッシュメタルバンド「アンスラックス」に加入するため脱退。既にメジャーレーベルの契約も失っており、バンドは継続を断念して解散した。
再結成〜現在 1999年、アンスラックスが一時活動休止中の合間にブッシュは、「フェイツ・ウォーニング」に在籍していたヴェラと共同で、アーマード・セイントの再結成を企画。かつてのメンバーが集結し、2000年に9年ぶりのアルバム『Revelation』をリリース。これは短期間の活動のみに止どまり、それぞれの本業の道に戻っていった。
2005年にアンスラックスは、1980年代全盛期のラインナップ復活を計画。その煽りで離脱せざるを得なかったブッシュは、再びアーマード・セイント復帰を企図し、翌年にライブ活動で再始動をする。その後アルバムの創作も再開し、2010年に10年ぶりのアルバム『La Raza』をリリース、これまで一時的な再結成に過ぎなかったバンドは、完全なる復活を遂げる。以降ライブなどを中心に、コンスタントな活動を続けている。
来日 2016年秋にHR/HMフェス『LOUD PARK 16』出演のため初来日。
メンバー
ジョン・ブッシュ John Bush - ボーカル (1982- ) フィル・サンドバル Phil Sandoval - ギター (1982-1985, 1990- ) ジェフ・ダンカン Jeff Duncan - ギター (1989- ) ジョーイ・ヴェラ Joey Vera - ベース (1982- ) 兼任プロデューサー ゴンゾ・サンドバル Gonzo Sandoval - ドラムス (1982- )
旧メンバー
デイヴ・プリチャード David Prichard - ギター (1982-1990) R.I.P.1990
|