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フランツ・フェルディナンド (バンド)( Franz Ferdinand )



アルバムリスト
歌手の紹介


フランツ・フェルディナンド(英: Franz Ferdinand)は、スコットランドのロックバンド。グラスゴー出身。

メンバー

アレクサンダー・カプラノス(アレックス) 英: Alexander Kapranos (Alex) :ボーカル、ギター、キーボード (1972年3月20日生まれ)

メンバー最年長、バンドのフロントマンであり、主なソング・ライティングを一手に手掛ける。ザ・クリブスのサード・アルバム『メンズ・ニーズ,ウィメンズ・ニーズ,ホワットエヴァー』のプロデューサーを務めた。ギリシャ系の家系である。フランツ・フェルディナンド結成前にThe Karelia(この頃は母方の姓で活動しておりアレックス・ハントリー'Alex Huntley'と名乗っていた。)とThe Yummy Fur(この時は途中加入でベースを担当)という二つのバンドで二度デビューしている。

ロバート・ハーディ(ボブ) 英: Robert Hardy (Bob) :ベース (1980年8月16日生まれ)

普段もライブも目立たないが、実は裏バンマス的存在。バンド結成の中心人物。

ポール・トムソン(ポール) 英: Paul Thomson (Paul) :ドラム、ギター(1976年9月15日生まれ)

フランツ・フェルディナンド結成前はThe Yummy Furのドラマーだった。日本のバンドについて造詣が深く、2009年4月17日放送のNHKの「MUSIC JAPAN OVERSEAS」で、フラワー・トラベリン・バンドやボアダムス、UFO OR DIE、Melt-Banana、OOIOO、POLYSICSなどが好きだと述べた。

ディーノ・バルドー 英: Dino Bardot ギター、バッキングボーカル

ニックの後任として加入。1990sというバンドでプレイしていた。

ジュリアン・コリー 英: Julian Corrie キーボード、ギター、バッキングボーカル

ニックの後任として加入。ミャオミャオという名義で音楽制作をしていた。

旧メンバー

ニコラス・マッカーシー(ニック) 英: Nicholas McCarthy (Nick) :ギター、キーボード、バックボーカル(1974年12月13日生まれ)

アレックスと並び、ほぼツインボーカルとかわらないほどの役割を担う。演奏時には、ギターを胸元よりも高い位置で弾く。イングランド生まれドイツ育ち。スーパー・ファーリー・アニマルズの2009年のアルバム『ダーク・デイズ / ライト・イヤーズ』収録曲「Inaugural Trams」ではドイツ語でのラップを、フランツ・フェルディナンドでも[Erdbeer Mund]という全詞ドイツ語の曲を披露している。フランツ・フェルディナンド結成前はKamerakinoというバンドでプレイしていた。
2016年、家族との時間を大切にしたいという理由からバンドからの脱退が発表された。

来歴

同郷グラスゴーのアート系大学の同期であったアレックスとボブ(アレックスが音楽仲間からベースを譲り受けたのがきっかけで画家志望だったボブを説得した)が中心となり、「女の子が踊れるような音楽を作る」という理想のもと、ドラマーに以前アレックスとThe Yummy Furと言うバンドを組んでいたポール・トムソン(The Yummy Furでもドラムを担当していたが、この時はギタリストとして加入させるつもりだった。)ギタリストにKamerakinoというジャズ・フュージョンバンドでプレイしていたニコラス・マッカーシー(この時マッカーシーはドラムが叩けると嘘をついて加入したと言う。その後トムソンとパートを交換するという形でギタリストになった。)を迎え。2001年にバンドを結成。そのまま学内や地元のパブなどで演奏を始め、コツコツとスコットランドのインディ・シーンで活動を開始。ほどなく「ダーツ・オヴ・プレジャー」がインディ・ファンから注目を集めると、その直後に発表されたシングル「テイク・ミー・アウト」が爆発的な反響を呼び、アルバム・デビュー前にも関わらず、NME誌を中心にメディアが挙って彼らを取り上げ、大型新人として全英の注目を集めた。

2004年に発表したデビュー・アルバム『フランツ・フェルディナンド』は本国イギリスのみならずヨーロッパ各国、そしてアメリカでも爆発的な評判を呼ぶ作品となり、トータルセールスは400万枚を超え、グラミー賞ノミネートを始め、ブリット・アワード・マーキュリープライズ・NMEアワードという英国3大音楽賞を新人としては史上初めて同時に受賞する快挙も達成。

翌2005年リリースの2nd『ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター』は初登場で全英1位を獲得し、同作からカットされた「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ」、「ザ・フォーラン」といったキラー・チューンのシングルヒットも続き、ロック/クラブ双方のリスナーからも支持され、人気を確実なものとした。今では2000年代にデビューしたバンドでも、とりわけ同時代のUKロックシーンを代表するバンドのひとつとして認められる存在である。

2016年7月8日バンドのツイッター上でニックの脱退が発表された。家族との時間を優先したいとの理由で次のアルバムのレコーディング及びツアーには参加しないというものであった。ただ再加入の可能性もあるなどの説明もあり一時的なものである可能性も含まれている。

2017年5月19日ニックの後任として新たにディーノ・バルドーとジュリアン・コリーの加入を発表し五人体制となった。