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ガンマ・レイ( Gamma Ray )



アルバムリスト
歌手の紹介


Gamma Ray(ガンマ・レイ 1990年 - )は、ドイツのパワーメタルバンド。ハロウィンを脱退したカイ・ハンセンにより1990年に結成された。ハロウィン、ブラインド・ガーディアンと並ぶ、ドイツのパワーメタルの代表格。バンド名は電磁波のガンマ線ないしドイツのバンドであるバース・コントロール(英語版)の「Gamma Ray」という曲にちなむ(3rdアルバムで同曲をカバーしている)。

ラルフヴォーカル期

1988年に様々な問題からハロウィンを脱退したカイ・ハンセンは、ハンブルク大学の分校で音楽理論や幅広い音楽性を学びつつ、ブラインド・ガーディアンのアルバムにゲスト参加をするなどの活動をしながらソロプロジェクトを進め、1989年下旬にレコーディングを開始。1990年には元タイラン・ペイスのラルフ・シーパース(Vo)にウヴェ・ヴェッセル(B)、マティアス・ブルヒャルト (Dr) を迎えガンマ・レイという新たなバンドとして「Heading For Tomorrow」を発表した。その後にハンブルク大学在籍時に出会ったディルク・シュレヒター(G、現在はB)、また新たなドラマーとしてウリ・カッシュ(Dr)を迎え、初来日公演も行った(その模様はライブビデオ「Heading for east」としてリリース)。

1991年に2ndアルバム「Sigh No More」を発表。翌年に音楽的な問題からウリとウヴェが脱退、後任として自分たちのスタジオが入っているビルにある他のスタジオでガンマ・レイの楽曲を練習していたヤン・ルバック(B)とトーマス・ナック(Dr)を迎え、1993年に3rdアルバム「Insanity And Genius」を発表した。前作での批判意見に影響されたのか、ストレートなパワー、スピードを強調した作品であった。その後レイジ、コンセプション、ヘリコンらと共にドイツで行われたフェスティバルの模様を2本目のライブビデオ「lust for live」、ライブコンピレーションアルバム「POWER OF METAL」としてリリースしている。

カイヴォーカル期

1994年、ロブ・ハルフォードが脱退したジューダス・プリーストの新ヴォーカリストを決めるオーディションに参加したことが発端となり、ラルフが脱退(ジューダス・プリーストの新ヴォーカリストにはティム・'リッパー'・オーウェンズが迎えられた。ラルフは一時音楽活動からは引退状態だったが、シナーのマット・シナーと共にプライマル・フィアを結成、現在も活動中)。カイは新たなヴォーカリストを迎えずに自らがギターとヴォーカルを兼任することを選択(カイ曰く、「専任ヴォーカリストが欲しくないわけではなく適任者がいないから」)。4人編成となったバンドは1995年に「Land Of The Free」を発表。このアルバムにはハロウィン時代の盟友マイケル・キスクやブラインド・ガーディアンのハンズィ・キアシュがゲスト参加、コンセプトアルバムともいえる内容であった。

1996年にライブアルバム「Alive'95」を発表した後、ニューアルバムのレコーディングを前にしてディルクが本来のパートであるベースに転向したいとの意向をカイに相談。カイは悩んだ結果ディルクの要求を受け入れ、ヤンにギターへの転向を勧めたがうまく行かず脱退、元々友人であり同時に加入したトーマスも脱退していった。後任には旧知の友人であるヘンヨ・リヒター(G)とフリーダム・コールや数多くのセッションで活躍しているダニエル・ツィマーマン(Dr)が加入、それまでアルバムリリースの度にメンバーが変わっていたガンマ・レイだったが長らく続く不動のラインナップが揃った。その後、1997年にはアルバム「Somewhere Out In Space」、1999年に「Powerplant」、2000年に現メンバーで再レコーディングした楽曲とリマスターを行った楽曲を収録した2枚組ベストアルバム「Blast From The Past」、2001年に「No World Order」、2003年に2枚組ライブアルバム「Skeltons In The Closet」、2005年に「Majestic」を発表し、今なお第一線で活動を続けている。

ちなみに近作では叙情的なメロディで疾走するパワーメタルというよりもジューダス・プリーストや、アイアン・メイデンからの影響が顕著な正統派ヘヴィメタル的な楽曲が多くなってきている。

所属していたレコード会社が買収されたため、新アルバムとライブDVDのリリースが未定であったが、2007年11月21日に「Land Of The Free II」(日本盤)をリリースした。また、ハロウィンのワールドツアーに帯同し、2008年2月に来日公演を行った。

2010年、アルバム「To The Metal」を発表。二年ぶりに来日公演を行った。

2012年秋にダニエル・ツィマーマンが脱退していることが明かされた。後任は元メタリウム、ファイアーウインドのマイケル・エーレに決定している。

2014年、マイケル・エーレ初参加となるアルバム「Empire Of The Undead」を発表。6月に来日公演を行った。

2015年11月、バンドの公式Facebookにて、新ボーカルにフランク・ベックの加入が発表され、カイとのツインリード・ボーカル体制になった。加入の理由には、カイの喉の負担を減らす目的もあるという。

メンバー
現在のメンバー

カイ・ハンセン Kai Michael Hansen (Vo/G) (1990- )
バンドのリーダー的存在。ラルフが1994年に脱退するまではリードギターに専念していた。
ディルク・シュレヒター Dirk Schlächter (B) (1990- )
95年まではリズムギターを担当。アルバム等で名前の読みが「ダーク」と紹介されている場合があるが、本人はそれを好んでいないようである。
ヘンヨ・リヒター Henjo Oliver Richter (G/Key) (1996- )
キーボードも担当。アルバム等で名前の読みを「ヘニュ」と紹介されている場合があるが、発音としては間違いである。ちなみにハロウィンのマイケル・ヴァイカート(G)はローランド・グラポウ(G)が脱退した際に後任として旧知の仲であるヘンヨを誘ったが結局断っている。
マイケル・エーレ Michael Ehre (dr) (2012- )
元メタリウム、ファイアーウインド。ラブ・マイト・キルのリーダーでもあり、並行して活動していく予定。
フランク・ベック Frank Beck (Vo) (2015- )

旧メンバー

トーマス・ナック Thomas Nack (Dr) (1993-1996) / ヤンと共にアナスターシアを経て加入。現在はアイアン・セイヴィアーに加入している。
ヤン・ルバック Jan Rubach (B) (1993-1996) / トーマスと共にアナスターシアを経て加入。
ラルフ・シーパース Ralf Scheepers (Vo) (1990-1994) / タイラン・ペイスを経て加入。現在はプライマル・フィアの一員。
ウリ・カッシュ Uli Kusch (Dr) (1990-1992) / 脱退後はハロウィン、マスタープラン等に加入。
ウヴェ・ヴェッセル Uwe Wessel (B) (1990-1992)
マティアス・ブルヒャルト Mathias Burchardt (Dr) (1990)
ダニエル・ダン・ツィマーマン Daniel Dan Zimmerman (Dr) (1996-2012)