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新井満



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新井満

風物語

作詞:新井満
作曲:新井満

もしも 僕があの日 道に迷わなかったら
栗色の髪の少女とは 出逢わなかっただろう
高原の秋は深く 行きかう人もない
陽だまりの 枯葉の中に 君を見つけた

風が吹いていた 雲が流れた
振り向いた君の 髪が揺れた

透き通るような細い指で 教えてくれた
森の向こうの遙かな空に 浅間が煙ってた
おびえた顔がいつか 微笑に変わって
風とお話していたのと 悪戯そうに言う

初めて出逢ったのに どうして懐かしい
風が吹きよせたのか 小さな愛を

もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
静かな湖の 白いサナトリューム
時の流れに取り残された 魔法のような
雪が消えて 花の春も 通りすぎて
眩しい夏の終わる頃 手紙がとだえた

灯が風に 吹き消されるように
君の居ないベッドに 一輪 かすみ草

残された詩集 そっと開けてみると
生きる きっと生きてみせる……
消えかかる文字で
想い出の小径へ あれから もう一年
あの日のままの景色の中に 君だけが居ない

風が吹いてゆく 君が遠ざかる
風が吹いてゆく 君が遠ざかる