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アート・オブ・ノイズ( Art Of Noise )



アルバムリスト
歌手の紹介


ジ・アート・オブ・ノイズ (Art of Noise, The Art of Noise) は、前衛的なエレクトロニック・ミュージックのグループ。

略歴

イタリア未来派の画家、作曲家、楽器発明家である ルイージ・ルッソロの論文「騒音芸術(Art Of Noises)」をグループ名の由来とするアート・オブ・ノイズは、トレヴァー・ホーンが立ち上げたZTTレコーズのサウンドエンジニアからなる、正体不明のユニットとして結成された。ZTTレコーズからチャイナ・レコードへ移籍した際に、アン・ダドリー(キーボード担当)、J.J.ジェクザリック(サンプリング担当)、ゲーリー・ランガン(ミキシング担当)、ポール・モーリーのメンバー名が公表された。

1982年、アート・オブ・ノイズの原型となるマルコム・マクラーレンのアルバム「Duck Rock」では、トレヴァー・ホーンがプロデュースを手掛け、アン・ダドリーとゲーリー・ランガンが全トラックの作曲、演奏、ミキシング、プログラミングを担当した。ヒップホップに影響を受け、スクラッチの導入を試みた「Buffalo Gals」がシングルカットされ全英チャート9位(Music Week)を記録した。

1983年に発表されたイエスのアルバム「ロンリー・ハート」(原題:「90125」)でも、トレヴァー・ホーンがプロデュースを手掛け、J.J.ジェクザリックとゲーリー・ランガンの2人が、エンジニアリング、及びキーボード・プログラミングを担当した。また、シングルカットされた「ロンリー・ハート」は、全米チャート(Billboard Hot 100)1位を記録した。

1983年にミニアルバム「Into Battle With The Art Of Noise」を発表後、1984年にデビューアルバム「誰がアート・オブ・ノイズを…」をリリースした。1stシングルの「Beat Box」は、映画「ブレイクダンス」の劇中で使用され、2ndシングルの「Close」は、全英チャート8位を記録した。また、3rdシングルの「Moments In Love」は、マドンナがイビサで結婚式を挙げた際にBGMとして使用された。

1986年、チャイナ・レコードへ移籍し2ndアルバム「In Visible Silence」を発表した。デュアン・エディ をゲストに迎えたシングル「Peter Gunn」は、全英チャート8位を記録し、1987年にグラミー賞ベスト・ロック・インストルメンタルを受賞した。テレビ番組のキャラクターであるマックス・ヘッドルームとのコラボレーションで話題となった「Paranoimia」は、全英チャート12位を記録した。

1987年、3rdアルバム「In No Sense? Nonsense!」からシングルカットされた「Dragnet(Danger Ahead/Dragnet March)」は、映画「ドラグネット 正義一直線」のテーマ曲としてサウンドトラックにも収録された。

1988年、トム・ジョーンズをボーカルに迎えたプリンスのカバー曲「Kiss」は、全英チャート5位を記録しグループ最大のヒットとなった。

1999年、アン・ダドリー、トレヴァー・ホーン、ポール・モーリー、ロル・クレームによって再結成され、ZTTレコーズに復帰しアルバム「ドビュッシーの誘惑」を発表し 、ヒップホップ・アーティストのラキムをゲストに迎えた「Metaforce」がシングルカットされた。


作品
シングル

'Beat Box' (1983)
'Moments In Love' (1983) and (1985)
'Close (To the Edit)' (1984)
'Legs' (1985) - 「Mr.マリックのテーマ」として知られる。
'Paranoimia', featuring Max Headroom (1986)
'Peter Gunn', featuring Duane Eddy (1986)
'Legacy' (1986)
'Dragnet' (1987)
'Kiss', featuring Tom Jones (1988)
'Yebo!', featuring Mahlathini and Mahotella Queens (1989)
'Art of Love'
'Shades of Paranoimia'
'Dreaming in Colour' (1998)
'Metaforce', featuring Rakim (1999)