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アニタ・ブライアント( Anita Bryant )



アルバムリスト
歌手の紹介


アニタ・ブライアント (Anita Jane Bryant、1940年3月25日 - ) は、アメリカ合衆国の歌手、元ミス・オクラホマ。1950年代から1960年代、第5位となった「ペーパー・ローゼズ」を含む4曲がトップ40にランクインした。同性愛に非常に批判的であることで知られ、1977年、性的指向に基づく差別を禁止したフロリダ州マイアミ・デイド郡の条例の撤回を訴えるキャンペーンを行ない、人気は下降し芸能活動に支障をきたした。


生い立ちおよび経歴

オクラホマ州バーンズデイル生まれ。両親の離婚後、父親はアメリカ陸軍に入隊し、母親は働きに出たため、子供達は一時的に祖父母のもとに預けられた。ブライアントが2歳の頃、祖父は彼女に「主われを愛す」の歌を教えた。6歳で地元の催事場の舞台で歌うようになった。ラジオやテレビにも出演するようになり、アーサー・ゴドフリーのオーディション番組が街で収録された際、出場した。

1958年、ミス・コンテストでミス・オクラホマとなり、タルサのウィル・ロジャース高等学校を卒業した直後の19歳の頃ミス・アメリカで準優勝となった。

1960年、フロリダ州マイアミのディスクジョッキーであったボブ・グリーン(1931年~2012年)と結婚し、ロバート・ジュニア(ボビー)、グロリア、ビリー、バーバラの4人の子供をもうけた。1980年、離婚しキリスト教右派から教義に反すると批判を浴びた。NBCのインタビュー番組『Here's Hollywood』と『The Ford Show, Starring Tennessee Ernie Ford』に出演。

Billboard Hot 100に計11曲がランクインしている。1959年、「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」がポップ・ミュージックのチャートで第30位となった。また1960年に発表した「ペーパー・ローゼズ」が第5位を記録し最大のヒット曲となった。なお同曲は13年後にマリー・オズモンドによりカヴァーされ、オズモンドのバージョンはカントリー・チャートとイージーリスニング・チャートでそれぞれ1位を記録している。「My Little Corner of the World」が第10位、1961年の「Wonderland by Night」が第18位を記録した。

カールトンおよびコロムビア・レコードからいくつかのアルバムを発表。1959年、ミュージカル『The Music Man』からの「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」を収録したLP『Anita Bryant』がカールトンから発表された。1963年、カールトンの曲を含む「ペーパー・ローゼズ」、「Step by Step, Little by Little」が収録されたベスト盤LP『Greatest Hits』がコロムビアから発表された。1964年、タイトル曲「The World of Lonely People」の他、「Welcome, Welcome Home」、フランク・ハンター編曲「Little Things Mean a Lot」などが収録されたアルバム『The World of Lonely People』が発表された。

1969年、Florida Citrus Commission のスポークスパーソンとなり、彼女の曲「Come to the Florida Sunshine Tree」を使用したコマーシャルが全米に放送され、「Breakfast without orange juice is like a day without sunshine. (オレンジ・ジュースのない朝食は日光のない昼間のようだ)」(後に「It isn't just for breakfast any more! (もう朝食だけではない)」に変更)というキャッチフレーズが使用された。これらのコマーシャルはマイアミのLynn and Louis Wolfson II Florida Moving Image Archives に保存、所有されている。また当時彼女はコカ・コーラ、クラフトフーヅ、ホリデイ・イン、タッパーウェアの広告にも登場していた。

1973年、リンドン・ジョンソンの葬式で「リパブリック讃歌」を、1969年、第3回スーパーボウルでは国歌を歌った。

1978年5月、『PLAYBOY』誌のインタビューを受けた。

1980年3月、テレビの2時間特別番組『The Anita Bryant Spectacular』の司会を務めた。これまで発表してきた曲をメドレー形式で振り返り、パット・ブーンによるインタビューに応えた。The West Point Glee Club とウィリアム・ウェストモーランド大将が出演した。『ニューヨーク・タイムズ』紙のジョン・J・オコーナーは「健全と博愛の全ての用心深い映像のために、ミス・ブライアントは非友好的で挑戦的なメッセージを送った」とコメントした。