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センラ
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スパイラル
作詞:奏音69 作曲:奏音69
私は好きなのよ。 ひとりで勝手に、終離[おわり]にしないで。
真夜中の雨は、気が利くみたい。 悲劇を隠すから。 駅通りの螺旋階段には、 明日からひとりで降りるのね。
別れ際のその言葉は、慰めにはならないのよ。 甘い期待が私を苦絞[くるし]める。
そんな急に、過去の思い出のように言わないで。 私、まだ貴方を忘れたわけじゃない。 好きよ。なんで……。 螺旋が廻るように錯迷[さまよ]ってるの。 私は好きなのよ。 ひとりで勝手に、終離[おわり]にしないで。
ただいまとつぶやく午前0時。 おかえりは聞こえない。 洗面台にできた渦巻[うず]はぐるっと、 崩れてたマスカラを流す。
もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com 待受にした写真とか、来週の予定帳だとか、 そのすべてが棘に化悪[かわ]ってく。
最高の終わりみたいに、前を向かないで。 私、まだ貴方のように笑えないの。 行かないで……。 螺旋が落散[おち]るように抜け出せないの。 私は待ってるから。 ふたりでまた夢を見れること。
雨があがればすべて乾くように、 思い出は、美しさだけを遺しては消失[きえ]てゆくって。 醜くても何でも良い。 記憶[きず]が遺るような……ずるいキスをしてよ。 忘れたくなんてない。
そんな、過去の思い出のように言わないで。 私、まだ貴方を忘れたわけじゃない。 好きよ。なんで……。 螺旋を描くように恋に落ちたの。 私は好きなのよ。 貴方の声も。 長いまつげも。 ひとりで勝手に、終離[おわり]にしないで。
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